自閉症の子のママが自宅でできる子供の発達改善法を紹介

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「自閉症は改善する」という考えがアメリカで常識となった理由

初めまして、自閉症の子をもつ母親のchocoです。

 

自閉症について、日本では

「一生治らない脳の障害」

「自閉症と診断されたら、諦めるしかない」

とされています。

 

でも、これって本当でしょうか?

 

実は、科学・医学の最先端を行くアメリカでは、

自閉症は改善できる

のが常識とされています。

 

このことを初めて示したのが、アメリカの臨床心理士にしてカルフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の教授、オーレ・イヴァ・ロヴァース博士です。

オーレ・イヴァ・ロヴァース博士(Dr. Ole Ivar Lovaas)(1927 - 2010)

出典 the LOVAAS CENTER

ロヴァース博士は、

応用行動分析

(Applied Behavior Analysis: ABA)

という分析手法に基づくトレーニングにより、自閉症の子供の知能が改善されることを示しました。

 

ロヴァース博士は、1987年に発表した論文「Behavioral treatment and normal educational and intellectual functioning in young autistic children.」において、2〜3歳の自閉症の幼児19人に週40時間のABAホームセラピーを2年以上にわたって継続したところ、そのうちの9人(47%)が小学校入学までに正常な範囲の知能(IQ)に達し、付き添いなしで普通学級に入学を許可されたとの結果を示しました。

 

その後、1993年にニューヨーク在住の2児の自閉症の母親であるキャサリン・モーリス(Catherine Maurice)さんが、ロヴァース博士の手法に基づくABAホームセラピーを独力で行い、子供たちを劇的に改善した体験談「わが子よ、声を聞かせて―自閉症と闘った母と子」を出版したところ、全米で大きな反響を呼び、ABAが普及しました。

 

その結果、米国では、自閉症は一生治らない脳の障害ではなく、

トレーニング次第で

改善することもある

ものと認識されるようになりました。

 

このように、自閉症についての常識は、ここ数十年で劇的に変わりつつあります。

 

残念ながら、日本ではまだ「自閉症は一生治らない」とする考え方が根強く残っているように思います。

 

このブログでは、ABAホームセラピーをはじめとして、自閉症に効果のある食事療法や運動、グッズなど、自宅でできるいろいろな発達改善の方法を紹介したいと思います。

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